建築実例「Bricolage(ブリコラージュ)」のご紹介です。
(*2025.12.4 建築実例(その他)「施設」に追加いたしました。https://panel-log.com/case/other/53294)
Contents
*読みたいコンテンツをクリックすると新規ページで該当箇所が開きます。
「Bricolage(ブリコラージュ)」は、競走馬の里、茨城県美浦村に立地する、馬と人の暮らしをリ・デザインする拠点です。引退競走馬の余生支援を核に、地域の子ども・障害者・高齢者・企業が集い、馬を通じた産業振興・社会教育・リハビリを推進しています。
ブリコラージュには、4頭が入る馬房が2棟と、クラブハウスが1棟、全部で3棟の方形の建物があり、建物を構成する骨組みに「馬搬材(ばはんざい)」と呼ばれる「馬を使って伐採された木材を運ぶ"馬搬"によって搬出された木材」を使用しています。
そこで馬搬材を表し仕上げで使用することができるタテログを採用いただきました。


*馬搬材を用いて作成したタテログ表しの馬房(下左)とクラブハウス室内(下右)
Bricolage(ブリコラージュ)について
中央競馬、地方競馬、合わせて5000頭超の競走馬が引退しています、この引退競走馬のセカンドキャリアの構築は、競走馬の生産地や育成地を中心に、動物福祉と地域活性の両軸で注目されています。
ブリコラージュでは、この引退競走馬の余生支援を軸に「地域の成熟(農業・産業)」「馬の幸せ(動物福祉・馬産業の発展)」「人の幸せ(教育・福祉)」の役割を担っています。
この引退競走馬の新たな支援モデルであり、馬を起点とした地域コミュニティの再生を目指した取り組みは、2025年グッドデザイン賞を受賞しています。
(*グッドデザイン賞 「ブリコラージュ」詳細ページはこちら https://www.g-mark.org/gallery/winners/28072 (グッドデザイン賞公式ホームページ内))
ここでは、乗馬クラブとしての機能だけでなく、地域の子供との交流や身体不自由者のリハビリテーション、ヴィンヤードなどさまざまな取り組みが行われています。

(建物や広場、ぶどう畑などはJRA美浦トレーニングセンターに隣接、引退した競走馬関係者が多く暮らしているため担い手を確保しています)

(馬耕によってワイン用のぶどうを栽培しています(ヴィンヤード))
*今年はついに馬耕によるワインの初回生産・販売が叶ったそうです。

(馬と人が互いに”見える・聞こえる”が容易になるよう可動式の格子で仕切られた馬房)

(2023年10月に最初の引退競走馬が入厩して以降、2025年5月までに延べ6頭の引退競走馬と1頭のポニーの預託を受けており、現在5頭が生活を送っています)

(シンボリックな丸柱を有するクラブハウスには、キッチンやシャワーなどが備え付けられています)
ー 建築詳細 ー
用途:乗馬クラブ
所在地:茨城県美浦村
構造:木造平家建×3棟
延床面積:158.10㎡
竣工:2023年4月
建築主:株式会社ブリコラージュ
監修・基本設計:国立大学法人筑波技術大学 梅本舞子
実施設計・監理:株式会社ハル建築研究所
施工 :株式会社福家工務店
構造(タテログ):株式会社芳賀沼製作
馬搬出材:一般社団法人馬搬振興会
撮影:堀田浩平

現在Bricolageには、美浦村公認の地域展開部活動(美浦ホースクラブ)の子どもたちや放課後等デイサービスの児童が毎週訪れ、大人から子どもまで大変賑やかだそうです。
このような取り組みが盛んになりたくさんの引退競走馬が幸せに暮らせること、
また関係者の皆様のより一層のご発展をお祈りしています。
* ブリコラージュの詳細は下記にてご覧いただけます。
・筑波技術大学建築系コース 梅本(切原)舞子 研究内容
「Bricolage_引退競走馬と進める暮らしのリ・デザイン」
https://tsukuba-tech-archi.jp/teacher/research-content_umemoto/
・HAL建築研究所「ブリコラージュ/引退競走馬と進める暮らしのリ・デザイン」
ー 関連ページはこちら ー
・美浦ホースクラブ公式インスタグラム
https://www.instagram.com/miho.horse.club/
・筑波技術大学建築系コース
・ハル建築研究所 公式ホームページ
http://www.hal-nagashima.co.jp/architecture/burico.htm
・グッドデザイン賞 公式ホームページ
・建築実例「Bricolage(ブリコラージュ)」(タテログHP内)
https://panel-log.com/case/other/53294

