先日、国立新美術館で開催中の企画展「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」に行ってきました。
この企画展は、20世紀にはじまった住宅をめぐる革新的な試みを、モダン・ハウスを特徴づける7つの観点から再考した展示会で、住宅だけでなく家具やテキスタイルなども展示されていました。
会場内全景の撮影は、エントランスを入ってすぐのスペースのみ撮影可能で、展示エリア内はカメラマークの表示のある模型などのみの撮影が可能になっていました(タイトル写真)。
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コルビュジエやミース・ファン・デル・ローエなどの主に傑作14邸を中心に展示されており、撮影はできませんでしたが素敵な写真や図面がたくさんありました。
海外の作品だけでなく、藤井厚二の聴竹居など国内の作品もありました。
・フィラデルフィア郊外の森の中に建つ木のかたまりの建物
「フィッシャー邸(ルイス・カーン)」
この作品は、模型や図面だけでなく、特徴的な窓枠部分の実寸大展示もありました。
写真で見ていたイメージよりも複雑で迫力のある作り。(写真右)
・「ミラー邸(エーロ・サーリネン、アレクサンダー・ジラード、ダン・カイリー)」
アレクサンダー・ジラードによるテキスタイル検討のパネルなども展示されており、
鮮やかな色彩が印象的でした。
・「フランク&ベルタ・ゲーリー邸(フランク・ゲーリー)
ダイナミックに拡張増築された住宅の模型はインパクトが強く、たくさんの方が足を止めていました。本人のインタビュー映像も面白かったです。
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2F企画室で展示されている建築家ミースの未完プロジェクト「ロー・ハウス」の世界初となる原寸大展示は無料で解放されています。
6月30日(月)まで開催されているそうです。
ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。
(展示数も多く、ボリュームのある展示だったので時間に余裕を持っていくのをおすすめします!)
ーinformation(展示会詳細はこちら)ー
リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s
・展示会 公式ホームページ
・国立新美術館 公式ホームページ
https://www.nact.jp/exhibition_special/2025/living-modernity/