木と生きてきた私たちの選択


living with.

 木 

地球にやさしい選択と私たちの取り組み
雪深い東北の地で、4代前から“木”に携わり、木と共に生活してきました。
「木」は 木のぬくもりや心地よい住環境などさまざまな恩恵をもたらしてくれます。
私たちは木を有効に使い、国産の木材の循環を促すことで、木と地球を守る仕組みづくりに取り組んでいます。

木の家と脱炭素


Introduce
 「木」は光合成により、地球環境に負荷をかけるとされている二酸化炭素を吸収・蓄積します。その効果は伐採され木材となり家になっても変わりません。築50年の木造建築物では、その50年間、二酸化炭素を固定していると言えます。伐採された跡地に植林することで、そこで育つ木々は、新たに大気より二酸化炭素を吸収し生長します。
 また、材料には製材品やコンクリート、鉄、アルミ等様々な素材が挙げられますが、製造時に発生する消費エネルギー(化石燃料の燃焼によるもの)や排出される二酸化炭素量を比較すると、木材は他の建築資材の製造エネルギーに比べて桁違いに少ないことから、「エコマテリアルとしての木材」と考えられています。

*「タテログ®︎住宅」の炭素貯蔵量は、「木造住宅」の約3倍、「鉄骨プレハブ住宅」「鉄筋コンクリート住宅」の約12倍、
炭素放出量は「鉄骨プレハブ住宅」の約1/3、「鉄筋コンクリート住宅」の約1/4(「木造住宅」は同等)と考えることができます。

持続可能な循環を意識した取り組み


Work 01
「林業」 一般の規格サイズの角材を有効に活用します。

タテログ®︎は、木造住宅で柱として使用する一般流通材を使用します。そのため、従来の林業・製材業の工程や機械の変更は不要です。
また、①基本となる「壁(耐力)パネル」を製造する際に余った材を「窓(窓上下部分)パネル」に使用する、②独自の基準を設け、柱としてはB,C材と判断されてしまう材も活用する、など木材のロスが少ない点も特徴です。(全て国産無垢材を使用)

「製材・加工・生産業」 地方産業の活性化を目指します。
タテログ®︎専用の加工機械を用いて、工場生産することによって、高品質なパネルを効率的に製造することが可能になりました。また、寸法の狂いが1mm以下のため、高い気密性を実現しています。
専門知識や難しい技術が不要なシンプルな操作なため、専門知識のない地元の老若男女も作業に従事することができ、地域雇用の促進に貢献します。

「建設業」 職人の高齢化・人材不足の解消を目指します。
大工人口が超高齢化・激減しており、将来的に木造建築の建設が危ぶまれています。タテログ®︎構法は、壁等のパーツを工場にて生産し、現場での作業は高度な技能を必要としないよう規格を整備しています。そのため、より多くの方が従事できる構法です。

木で繋がる仕組みづくり


Work 02
「山から暮らしまで 木で繋がる仕組みづくり」を目指して、「タテログ推進協議会」を2023年9月に発足いたしました。
タテログ構法を通じて林業から建築まで一体となり、木と共生する産業の活性化を目指しています。
林業や建築業に携わる皆様はもちろん一般の方も会費無料でご入会いただけます。
(詳細は下記をご覧ください。)