きとね みなみあいづ森と木の情報・活動ステーション(森の町とPavillion)

【福島県南会津町】【公共施設】
地域のローテクで林業のシンボルをつくる
南会津町は四方を急峻な山に囲まれ、総面積(約886km²)のうち90%以上を森林が占めている。 広い森林面積を背景に、1950年代には優良広葉樹の生産地として、広葉樹大径材の製材をはじめ、家具、フローリング、その他 木製品などの木材加工業が発達し、林産業を基幹産業に栄え、現在までその技術が継承されている。 この「きとね」は、豊富な森林資源と加工技術を最大限に活用し、オール南会津で作り上げた施設である。
これは地域の森のための建築であり、このプロジェクトは、まち、産業を支える新しい建築の作り方の実践である。 集成材は極力用いず、地域材だけで加工ができる重ね梁を強いシンボルとし、地域の人が誇りを持てる建築となることを目指した。 建築行為が、林産業をめぐる川上/川中/川下の連携を強くし、社会、人間、空間、ものを関係づけ、秩序立てるシナリオだ。 そして、地方都市の林産業の再生を体現している。(はりゅうウッドスタジオ)

撮影(No.1~9) 早川記録

  • 竣工日

    2022年3月

  • 場所

    福島県南会津町

  • 構造

    階数 地上2階建/木造 在来軸組構法+縦ログ構法構造

  • 施工者

    (株)芳賀沼製作 (株)阿久津電気工事 (株)光和設備工業所

  • 面積

    延床面積 820.59㎡ /建築面積 1,121.76㎡

  • 設計士

    建築設計:福島県設計協同組合 担当事務所/はりゅうウッドスタジオ 構造設計:(株)エーユーエム構造設計 機械設備設計: (株)エム設備設計事務所  電気設備設計:遠山設備設計 照明計画:スパンコール 家具基本計画協力: (株)藤江和子アトリエ  選書: (有)BACH

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